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リチャード H モリタブログ

2007.12.01  人生は選択の結果であるⅡ

※このブログは、毎月1日に更新しています。

【今月のことば】

「災いは、“知らないこと”で引き起こされるものではない。
“知らないのに知っていると思い込んでいる”ことから引き起こされるものだ」
マーク・トゥエイン 作家

2007年12月1日
結論から。
人生は選択の連続であり、今の人生は過去の選択の結果であるということ。
そして未来は、これからあなたがどんな選択をするのか、その選択によって決まる。

もちろん目標を達成していくプロセスにおいては、たゆみない、人一倍の努力は当然のことである。これは誰でも“知っていること”である。同時に、成功するためには、明確な目標を設定すること、これも誰もが知っていることだろう。しかし成功と自己実現の真相には、そうした「積極的に懸命な努力をしたから」「明確な目設定をしたから」というだけでは到底説明することのできない重要な事実が横たわっている。その事実こそ〝選択〟の問題なのだ。

マクドナルドのレイ・クロックは、ハンバーガーを選択して大成功を収めた。クロックは、ペーパーカップのセールスマンとしてキャリアをスタートし、同社のトップセールスを記録しながらも「チャンスを逃すな」を信条に、新たな目標を模索しながら、六つの回転軸を持つマルチミキサーのセールスを選択して独立した。その後も持ち前のガッツで全国を飛び回りながらも新たなチャンスを窺い、遂にカリフォルニアのサンバーナディノの繁盛店、マクドナルド兄弟が経営するハンバーガーショップに出会う。そして五二歳、年金の受給まであと一三年というとき、一生に一度の賭けに出て、ミキサーではなく、なんとハンバーガーを選択して一発逆転の大勝利を収めた。

今やカフェの代名詞となったスターバックスのハワード・シュルツは、一九七五年の大学卒業後、やりたい仕事も定まらずミシガン州のスキー・ロッジで働き、一年後ニューヨークに戻ってゼロックス社に入社し、ワープロのセールスマンとなった。休む暇もなく懸命に働き業績を伸ばしていたが、そんななかでもシュルツはもっとやりがいのある仕事を望んでいた。そして一九七九年、友人の誘いで家庭雑貨を扱う会社ハマープラスト社に転職。期待され営業本部長になるが、三年後、シュルツは、この給料の良い安定した一流会社を辞めて、はるか三千マイルも離れたシアトルのわずか五店舗の小さなコーヒー卸問屋スターバックス社を選択した。

ジョルジオ・アルマーニは、クローニンの小説『城砦』の主人公に感銘を受け、医師を志しミラノ大学医学部に進んだが、その道に疑問を感じて三年で退学を選択。次の道を見つけるまでのモラトリアム期間として兵役に就くが、兵役中の医療班での経験で「自分は医師には向いていない」という思いを決定的にした。退役後、医学の道に戻ることはなく、友人の紹介でミラノの百貨店のバイヤーの道に進み、三〇歳でデザイナーの道を選択した。

マイクロソフト創業者のビル・ゲイツは、高校生のときすでにコンピュータ一色の人生を送っていた。そしてハーバード大学コンピュータ科学に進学したが、起業を選択し、大学を中退して、それもハードではなくソフトを選択してWINDOWSを世に送り出した。

アメリカ合衆国元副大統領でノーベル平和賞受賞者のアル・ゴアは、政治家の父の足跡を追って政治の道を選択した。そして一八年前、幼い息子が生死の境をさまよった事故に遭遇したとき「自分にとって大切なことは何か?」と見直しはじめ、自分の半生をじっくりと振り返りながら、プライベートにおいては「自分の家族を第一に考えること」、そして仕事においては「地球環境問題を最も重要な課題とする」ことを選択して『不都合な真実』を発表した。

まさしく人生は選択の連続であり、今は過去の選択の結果である。
レイ・クロックがマルチミキサーのセールスマンのままマクドナルドを選択しなかったら、ハワード・シュルツがスターバックスを選ばず、もしゲイツが、もしアル・ゴアが、もしジョルジオ・アルマーニが――ポータルサイトGoogleを選択したセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジ。同じく検索サイトを選択したYahooのジェリー・ヤンとデビッド・ファイロ。NIKEのフィル・ナイト。ヘッジファンドのジョージ・ソロス。セラミックを選択した京セラの稲盛和夫。HONDAの本田宗一郎――もし彼らがその道を選択していなかったら。

いや、これほどの成功者を挙げずとも、あなたが知っている誰でもいい。事業家、アスリート、職人、料理人――業種、成功の度合いを問わず、輝いている人を思い浮かべて欲しい。確かに彼らの成功の陰には努力があり、積極力があり、何をやっても成功できるタイプの人と考えることもできそうだ。しかしもし彼らが、その道を選択していなかったら――どうだろう。はたして彼らは成功できただろうか。ここまでのエキサイティングな自己実現を成しえただろうか。

年の瀬、この1年、いや今までの人生を振り返り、
来年を「人生の選択の年」と迎えられることを祈る。

リチャード・H・モリタ拝


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投稿者 (株)イーハトーヴフロンティア | PermaLink